増える保証

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逓増定期保険とは、主に企業が契約する生命保険などのことで、会社役員が死亡した際の保障や役員退職金の支払いに備えとして用いられます。逓増定期保険の「逓増」という言葉には「徐々に増える」という意味があり、逓増定期保険では毎月の保険料の累計払込金額よりも、保証限度額が年々増加していくのが特徴です。 一般的な逓増定期保険は、満期を迎えるとそれ以降の保障はなくなり、満期保険金もありませんが、保険期間中であれば解約返戻金を受け取ることができます。 逓増定期保険は解約返戻率が高めに設定されており、払込開始から数年程度で払込金額のほぼ100%に近い返戻を受けられ、商品によっては100%以上受け取ることができるものもあります。このように逓増定期保険は、資産運用目的として利用できるほか、上手に利用すれば企業の節税対策を行うこともできるのです。

企業は毎年、1年間の事業年度を終えた後に決算を行います。決算を組むことで、1年間に企業が得た利益が判明しますが、その利益額に応じた法人税を支払うことになります。逓増定期保険が節税に利用できるというのは、この利益計算の段階において、逓増定期保険に積み立てた保険料の一部を経費として損金算入することができるため、利益額を少なくすることができるのです。 利益が少なくなるとは言え、それは節税を行うための見た目上の利益だけであり、実際には逓増定期保険に積み立てられていますから、企業が損をしてい訳ではありません。保険料の相場は企業によって異なり、どの程度の節税を行うかによって企業ごとに合わせて設計することができます。